白内障とは、目の「水晶体」と呼ばれるレンズが濁る病気です。


白内障とは、目の「水晶体」と呼ばれるレンズが濁る病気です。
目がかすんだり、まぶしく見えるというのが多い症状で、徐々に視力が低下していきます。
ほとんどは老化によるものです。しかし、アトピー性皮膚炎、糖尿病、外傷、薬の副作用、その他の目の病気などがある場合、比較的若くても発症することがあります。
現在ある白内障の目薬は、進行を遅らせることに少し役立つ程度で、進行を止めるものではなく、もちろん一度進んでしまった白内障を治療する働きはありません。したがって白内障を治療するには、手術治療をお勧めします。
白内障手術について 現在行っている手術方法は、超音波白内障手術装置を使用して、小さな創口から白内障を超音波で乳化吸引し、眼内レンズを挿入する方法です。
局所麻酔で行い、約15分で終わります。
術後の翌日~数日と1週間後、術後1カ月は1週間毎の通院が必要です。その後の通院は術後2カ月目、3カ月目となります。
白内障は、ゆっくりと進行するもので、一般的には白内障の診断を受けたからと言って、すぐに手術を受けなければならないというわけではありません。ただし、あまり進行してしまうと、短時間で済む日帰りが可能な手術ができなくなる場合があります。また、白内障にもさまざまな状態がありますので、患者様の状態によっては、他の医療機関にご紹介することもあります。
私もそうですが、どんな手術でも受けるのは、怖いと思います。
しかし、見づらくなって階段を踏み外し転倒してしまったりもっと大変なことになりかねません。むやみに手術を先延ばししたりせずに、ある程度の段階で、手術を受けることをお勧めいたします。